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代表取締役 杉本 健治氏 |
インターネットを中心に中古メディアの買取・販売を行っている株式会社トレンドワークス(出品者名:ブックステーション)では、フルフィルメント by Amazon®(以下、FBA)を活用することで、それまで販売が難しかった低価格の本をはじめ、取り扱っている商品の価格競争力を向上して売り上げを伸ばしている。その経緯について、代表取締役 杉本 健治氏と青木 貴士氏に、詳しく話を伺いました。
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会社として中古メディアの買取・販売をするようになったのは、5年ほど前になります。その前にも、それほど大きな取り扱い数ではありませんが、社長の杉本がサラリーマン時代に、個人としてAmazonで古本の販売を行っていました。
実店舗を持つわけではないので、特に場所にはこだわる必要はありません。ただ中古メディアの買取・販売には、大量の保管場所が必要となります。そのため、都心部など倉庫の家賃が高い場所での事業運営は難しいと感じています。奈良県ということに関しては、杉本の出身地ということもあり、縁がある土地ということでここを選んで起業することになりました。
会社全体で見れば、在庫は計10万部ほどになります。こちらの倉庫には6~7万部、それからFBAを利用していますのでAmazonの倉庫で2~3万部を保管しています。月平均の販売数は申し上げられませんが、数万部単位となります。

商品の状態にもよりますが、中古メディアの場合、一定の条件を満たしている同じ商品であれば、お客様は価格や出品者の評価をもとに購入先を決めています。そのため、他社が出品している商品の価格を常に調査して、できるだけ競争力の高い価格で出品するようにしています。
一方、Amazonでは「お客様からの評価」が数値化されていて、誰でもその評価を見ることができるので、お客様の満足度を高めて、高い評価を得ることも店舗の競争力を維持するために非常に重要だと考えています。
そのために当社では、商品の質と配送スピードを重視しています。いくら価格が安くても、質の悪い商品ではお客様の満足度と評価が下がってしまいますので、当社では商品の状態がある一定の条件に合わない商品は出品しないようにしていますし、中古品なのでクリーニングをしてから販売しています。
配送スピードも同様です。注文してからいつ届くのか分からないような出品者ではお客様からの信頼は得られませんので、当社が出荷する分については、創業当初から年中無休で受注および出荷業務を行って、できるだけお客様をお待たせしないようにしています。
先ほどお話ししたように、法人化する前からAmazonで個人的に中古本を販売し、一定の成果を上げていましたので、Amazonでの販売を前提にこの事業を立ち上げました。中古本やその他の中古メディアを販売するうえで、Amazonのブランド力や集客力を考えれば当然の選択だと思っています。
また、Amazonであれば集客を出品者が行う必要が無いことに加え、代金の回収も代行してもらえるので、安心して商品の仕入れや価格調整などの業務に集中できることも大きいです。
一方、ビジネスが拡大するにつれて、Amazon以外のECショッピングモールなども検討したことはありました。しかし、AmazonのようにISBN(※書籍に付与される国際標準図書番号)がきちんとデータベース化されていないため、商品を出品するのに膨大な労力がかかってしまうことが予想されました。そのため、他のECショッピングモールなどを利用することは断念し、現在の販売はAmazonに集中しています。

FBAで出品する商品は、Amazonのフルフィルメントセンターで保管・管理され、商品の梱包から出荷、返品などの業務をAmazonがすべて代行してくれます。当社で行うのは、商品にFBA用のシールを貼って、Amazonフルフィルメントセンターに送付するだけです。
月に何万点もの商品を自社倉庫でピッキングして、梱包・集荷する手間とそれに関連する人件費と比べれば、FBAを利用するために必要な手数料は十分妥当なものです。
また、Amazonの配送システムはとても優れており、対応もスピーディで信頼性も高いので、安心して発送業務を任せることができます。しかも、それがお客様からの高い評価へとつながるわけですから、FBAは、当社にとって「至れり尽くせり」のサービスだと言えます。
現在、数万点の商品をAmazonフルフィルメントセンターで管理してもらっています。在庫の回転状況もとてもよいので、仕入れの状況を見ながらFBAによる出品数を増やしていければと考えています。FBAの手数料を支払ってもFBAで販売した方がいい商品と、自社の倉庫で管理して販売した方がいい商品がありますので、両方をうまく使い分けていきたいと思っています。
お忙しいところ、貴重なお話をありがとうございました。
* 記載の担当部署は、取材時の組織名です。